国内大手5銀行が11月に適用する住宅ローン金利が31日、出そろった。みずほ銀行は全期間固定型の最優遇金利を、融資期間が最も長い31~35年で年1.02%(現行1.07%)など過去最低の水準に引き下げる。三菱東京UFJ銀行とりそな銀行も、それぞれ全期間固定型で金利を下げる。
全期間固定型は、マイナス金利政策下での割安感から人気が高まっており、各行は利率の引き下げを顧客獲得につなげたい考え。11月の下げ幅は、みずほ銀が融資期間16年以上で0.02~0.05%、三菱東京UFJ銀行が21年以上で0.06~0.10%、りそな銀行が期間にかかわらず一律0.10%となっている。